うま味への想い

植田鰹節店の歴史

植田鰹節店は、大正四年五月に創業しました。
初代は、大阪から本節を持って松本に商いに来ていました、約100年前のことです。当時、信州は海の幸が乏しい山間部であったため地元民から海産物を中心とした「うま味・出汁」の素材は重宝されました。
そして、松本での営業を決意しお店を出した経緯がございます。
取扱品目は、削り節、煮干、昆布、干し椎茸などの乾物全般で、慶弔の引き出物や御贈答用品の販売もしています。

「うま味」の追求

植田鰹節店では和食に必要不可欠の「だし」に毎日向き合い、削りたての鰹節の顔を見て、自分の舌で感じ、安心してお客様に提供できるように努力していきます。

人間の味覚には、五つの「基本味」があります。
甘味」・「塩味」・「苦味」・「酸味」そして、「うま味」です。
「うま味」には「あまい・しおからい・にがい・すっぱい・」のように舌で感じるストレートな味はありません。
しかし「うま味」には、料理の「おいしさ」を生む大切な役割があります。
その役割をはたしているのが、
グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」です。
・グルタミン酸→ 昆布・チーズ・醬油・みそ
・イノシン酸→  かつお節・鶏肉・牛肉・豚肉・カツオ
・グアニル酸→  干しシイタケ
このうま味成分を組み合わせることでうま味の相乗効果で、よりおいしくなります。
和食→ グルタミン酸の昆布とイノシン酸の鰹節を使うことで相乗効果UPします。